あすみ会とは
長期優良住宅、地域型住宅ブランド化事業、新たな省エネ基準の決定、さらに新たな省エネ基準からさらに一次エネルギー消費量を10%削減して省エネ対策を講じた低炭素建住宅の認定など次々と打ち出される住宅施策。また、消費税増税、デフレ経済の中でますます苛烈なサバイバル状況を呈している住宅市場の中で、あすみ住宅研究会は木曾東濃檜の「産直」を柱として会員自らの経営理念と協同活動のふたつを核に大手ハウスメーカーに抗することなく競合に勝ち抜いていこうとする全国の地場工務店のグループです。
あすみ会の「あすみ」とは「明日見」で、「あるべき家づくりの明日をしっかり見つめていこう」という思いを込めて名付けた名称です。
協同組合あすみ住宅研究会 概要
名 称 |
協同組合あすみ住宅研究会 |
組合認可番号 |
建設省東経振発第160号(昭和59年12月21日設立認可)
建設省東経振発第538号(平成4年10月12日名称変更認可) |
設 立 |
昭和59年12月 |
事 業 所 |
岐阜県中津川市坂下208-15 |
代表者名 |
理事長 窪 田 秀 徳 |
あすみ会家造り宣言
真によりよい住宅づくりを行う為の会員共通の「家づくの思想」
私たちあすみ会会員は、各会員の暮す地域社会の一企業市民として、真により良い家造りを行うことで、地域社会共有の財産を形成していくために次のような宣言を行い、会員共通の家造りの思想とする。
- 私たち「あすみ会」会員は、循環型社会の構築に貢献するために、国産材を活用した家造りを積極的に進めていくことをここに宣言する。
- 私たち「あすみ会」会員は、自然な材料だけが発するリズムの安らぎや、木の持つ力を最大限に引き出すために、積極的に天然のムク材を使用した家造りを進めることをここに宣言する。
- 私たち「あすみ会」会員は、山と町、生産者と消費者を結びつけることで、健全な山(木)と、健康な町(家)を取り戻すことに最大の努力をすることをここに宣言する。
- 私たち「あすみ会」会員は、会員の住まう地域の伝統民家の持つ伝統性を尊んでいく。伝統とは地域社会の人々が共有し続けた時間の経過の中で整理され完成されてきたものであり、その貴重な流れを重視した家造りを目指すことをここに宣言する。
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私たち「あすみ会」会員は、住宅は50年~100年の長きに渡って使いつづけるものであることを前提として、出来あがったときが最も美しい住宅よりも、時間の経過とともに「味わい」という美しさが増していくような「経年美」がある家造りを行うことをここに宣言する。
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私たち「あすみ会」会員は、社会組織の最小単位としての家族が、家族としてうまく機能していくためには、住宅の果たす役割が大きいと考える。そして「思春期の子供たちを下宿人にしない」ために、「家族のコミュニケーションが自然に行えるような家造り」を目指すことをここに宣言する。
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木造住宅は「地震や火事に弱い」と思っている人々が多い。私たち「あすみ会」会員が阪神・淡路大震災から学んだものは、どの構法を選ぶかではなく、誰がどのように造るかが重要であるということであった。あすみ会会員工務店は、日夜「木を科学」し地震や火事にも強い家造りを目指すことをここに宣言する。(木を科学し木の力を最大限活用する)
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私たち「あすみ会」会員は、地域の住生活産業の担い手として、自ら造った家が使われ続ける限りメンテナンスや改修、営繕が滞りなく行える体制を持ちつづけるように全力で努めることをここに宣言する。(ライフサイクルコストへの配慮)
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私たち「あすみ会」会員は、住宅性能表示制度による高ランクの住宅が必ずしも良い家だとは考えない。あすみ会会員工務店は、最も重要な構造躯体の基本的性能には妥協しないが、無機的な工業製品の持つ金属的性能の高さを求めるのでなく、自然素材の持つ温もりや安らぎこそが重要であるとの思想のもとに、家造りを行うことをここに宣言する。
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私たち「あすみ会」会員は、この「あすみ会宣言」を実現するために、会の結束を更に強め、会員同士が宣言に共鳴し、団結して努力することをここに宣言する。
協同組合あすみ住宅研究会
理事長 窪 田 秀 徳